2022年11月12日(土)
2週間前、妹が男の子を出産したというので、実家に顔を出す。子をいつくしんでいる妹、なんだかわたくしのしるそれと大きく隔たりがあって素朴に不思議。同居していたころは妹もまだ中学生で、わたくしが実家をでてからそう頻繁に交流があったわけでもないので、ほんと、不思議としかいいようがない。彼女は彼女なりに人生を積み重ねてきたはずで、しかしそれをわたくしは決して知ることなく別々の人生を歩んでゆくんやな。
祖父母も90近いが、体はなんとか丈夫でいてくれている。祖父は半年前まで毎日自転車と徒歩で2時間近く運動するのが日課だったらしいが、いよいよ骨があかんことになり、手術とリハビリを経ていまは杖をいかにも億劫そうについて歩いている。退院の直前に同室の人がコロナ感染、祖父も濃厚接触者扱いで退院が伸びたそうだ。それをいかにも大事件のように、話したくてたまらないとでもいう調子で語ってきかせてくれて、祖父にとってはほんとうに一大事だったのだろうと思った。
祖母も物覚えが悪くなり、自分がいったことを十分には覚えていられないようだったが、ひ孫を目にしてはしゃいで、「おまえらもばあちゃんがそだてたんだから...」と繰り返し、周囲の微笑を誘っていた。こういう些末なディテールはつねに忘却の海に消えていく。祖父母と接する機会があとどれくらいあるかもわからない。年明け、蔵書の整理にいったん帰るつもりだから、その時に元気な顔をみられたらいい。こういう気持ちがわいてきたこと、それがわたくしも年をとったということの何よりの証拠なのかもしれない。
2022年11月7日(月)
無限労働篇のはじまりを感じる...
2022年10月31日(月)
Arctic Monkeysの新譜、The Car、前作のTranquility Base Hotel & Casinoの路線を継承した、大変ダウナーなアルバムだと思う。あの鮮烈なファーストアルバムでデビューしたバンドが、ギターロック自体が黄昏どきを迎えているような昨今にあって、まさにその黄昏時にふさわしいサウンドを鳴らしているようにも感じる。聴いていて、とにかくものさびしい気持ちになる。あわや落涙ですよ。
さいきんはもっぱら図書館で借りているマウリツィオ・ポリーニを聴いていて、その素人にもはっきりわかる技巧にうなっています。
2022年10月16日(日)
2022年10月14日(金)
今週の労働の「まにあってない」感といったらなかったが、なんとか帳尻をあわせて生き残る。よかったね。地獄は続くが...
川崎駅東口を出て左手方向に進み、TOHOシネマズの入ったビルの先、バーガーキングを越えて進んでいくと、旧東海道につきあたる。かつて無数のひとが行きかったであろうその通りは、いまでは存外ものさびしい。車通りもほとんどない。そこを北東、多摩川方面へ進んでいくと国道409号にたどりつく。そこで信号をわたって左、京急の線路のすぐ横にラーメン二郎京急川崎店はある。その味、菩薩の慈愛のごとし。
上京後、いまは亡きラーメン二郎新小金井店でラーメン二郎の洗礼を受けたわたくしはさほどラーメン二郎を食べ歩いているわけではないけれど、川崎の二郎はほんとうに食べやすい。量が少なく味もマイルド。「これ」でいいのだ。
2022年10月10日(月)
引っ越しも遠からずなので、気になっていた近場の店にはできるだけ足を運ぼうという気持ちになり、武蔵小杉の渡来武へ。いっつも行列できてる家系ラーメンの人気店で、今日も開店直後にいって最後のひと席に座る感じで、食べ終えて出たら行列ができていた。
高いレベルでよくまとまった家系ラーメンで、文句なし。一杯700円でライス無料もうれしい。一方で、並んで食べるレベルか?というのもあり...麵でるや二郎京急川崎は並んで食べて納得できるんですけど...。かつて愛した武道家国分寺店も相当うまかった(こっちは並ぶなんてない)ので。
ブログを書いた。
10月に入って日記をさぼっていたのは、まあ家探しでばたばたした反動と加速度的に忙しくなっている労働のあれのせい