2022年7月17日(日)

 今日は大学の友人と遊ぶ約束をしていた。先に新宿に入り、映画みる。

 もっとすごい映画であってよかったという気はするし、いやワンカットの曲芸でここまで楽しいんだからいいじゃん、という気もする。ワンカットなので会話の切り返しとかをカメラを振ってやるんだけど、あれは美しくはないよなー。ラストショットは『1917』のほうがおしゃれ。『1917』はワンカット風味だけど実際はカット割りまくってつなげているんでしたっけ?でも明白にワンカットであることに思想が乗っているのは『1917』のほうでしょう。でも調理とか、どうやって撮ってるんでしょうね。手元があんまり映らないのはそういうことなんだと思うけど、それでも不思議。

 そのあとIさん、Yさん、Kさんとカラオケ。カラオケほんと大好きなんだけど、行くのは2年ぶり?くらい。このところ聴いてるキリンジのDrifterとか入れてみたんですけど、難しくてびっくりする。あと「氷の世界」はやっぱりものすごい自己陶酔にひたれてよいです。

 適当に酒を飲み、Twitterのえっち絵いいねを笑われたりし、楽しい時間をすごす。

 山田風太郎八犬伝』、異様なリーダビリティでビビる。昨日見たNetflixの『呪詛』はマジで最悪で寝つきが最悪になった。アルトマンの『ロング・グッドバイ』もはじめてみて、おいおいおれのなかのフィリップ・マーロウと全然違うやんけ...となったのだが、話がすすんでくとこれはこれで...。松田優作探偵物語なんか明らかにこのオマージュって話ですが、ピンチョンの『インヒアレント・ヴァイス』(というかPTAによる映画化)はもろにこの延長線上だったのね、といまさら気付く。